みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

善光寺地震聞書 - 翻刻

善光寺地震聞書 - ページ 20

ページ: 20

翻刻

かきばおもことやめて安国と平げて納め給ひて より以来おだやかにして益ゆたかなりことさら 天下太平に納りてハ万民|畔(クロ)をゆづりて道に捨たる を(ヲ)ひろわず夜戸を戸ざゝずして弓ハ袋太刀ハさや とぞ納る御代と也ぬれバ楽しかりける事限り 無きに斯々る大変を有レバ|愚知(グチ)なる人ハ地底 鯰の|違説(イセツ)を|実(マコト)と心得(ココロヱ)日の本ハ悪地也など 罵者多し国|土(ド)ヲ恨る事甚以ツておゝひ成 了簡違也地震のゆらざる所ハ万|国(ゴク)になし 信心の人々さへも此|難(ナン)に亡しハ運極れる時節 のがれがたき命成べし仏ヲ恨地ヲ悪むこと甚 勿体なき事なりゆめ〳〵恐るべきの第一也 又外国の浅ましき事をしらずして本朝ヲ |悪(アク)地と思ふ事いわゆる正宗ヲ|鈍(ニブ)しと言又 鉛刀を利とほむるが如し明玉ヲ恨んで