みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

善光寺地震聞書 - 翻刻

善光寺地震聞書 - ページ 21

ページ: 21

翻刻

ゑんじゃくを宝と言んよりはるか増りておろか なりたとへて申サバ年内ニ暗夜なく月夜計とて 有ぞたれが暗夜の難義ヲしらず珍膳(チンゼン)も毎 日返せば味(ウマ)からず遊びも度重れば|楽(タノシミ)ならす 善地ニ住ム人善地ヲ知ず国恩ヲ不知ともがら 悪|言(タイ)せん事余り勿体なき故本朝の有難き 事ヲ爰に略解す   如来御入仏の事 十月中旬十八日御本堂しゆふく出来して 如来御入仏なり此時のにぎわひたとへをとるに 物なし昨日の都も今日のあらし野と変 化せし町跡に只今(タヾイマ)やうやくはたごや 十軒余り出来せしと此時ふし参詣せし人 物語りけり商屋茶屋等も今にてハ小屋 懸|同前(ドヲゼン)とぞ聞へし又こくうぞう山ぬけて