東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト8

女小学 - 翻刻

女小学 - ページ 60

ページ: 60

翻刻

歌に い色もなき心を人にそめしより うつろはんとは 思ほしなくに 君をおきてあだし心を我もたば 末の松山波もこえなん  此歌恋のうたなれども 心つねにあらんことを  をしへぬる言葉になし侍る 君とは舅姑夫をさして言なべし きのうはかたをうちそでをひきさしも中よくみえぬるも 今日はいささかのことに うらみくねり あらき波風たちて仇のごとくに なりぬるも世のためし多し これつねなき人なり ただ心につねあれや常なき人のさま かくばかり 歌に 世の中の人の心は花うめのうつろひやすき色にぞありける  満ことなき人は たとひよきこと