翻刻
【右丁・下段】
いひ出(いだ)しても人
かならずうたがふ
人に地(ち)きりし
こと葉(は)のたがひ
ぬる事いとはつかし
【左丁・下段】
つつしむべき事
なり
歌に
いつはりのなき世なりせばいか斗(はかり)
人のこと葉(ば)のうれしからまし
いつはる心よりいひ出したる言葉(ことば)
などか嬉(うれ)しからん誠(まこと)あれや
綿(わた)ならばわた
【右丁・上段・女房言葉続き】
一こぬかは まちかね
一せきはんは こわぐご
一まんじゅうは おまん
一ちまきは まき
一もちは かちん
一ぼたもちは おはぎ
一あづきもちは あかのかちん
一しんこは しらいと
一だんごは ゐしゐし
一まめのこは きなこ
一たうきび餅(もち)は もろこし
一よもぎ餅は くさのかちん
一わらび餅は わらのかちん
一そばかい餅は うすぞば
一むぎは むもし
一あわは おみなへし
一ふのやきは あさがほ
【左丁・上段・挿絵のみ】