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コレクション: STAGE8

地震記 下 - 翻刻

地震記 下 - ページ 34

ページ: 34

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 発仕候に付其地の響強相成候得共発散の音にて恐候  程の儀は有間敷候万一地中に邪気残居候て只今にても  地気を閉込昇騰乏候時には又々大震にも可及候得共方今  天気窺候処にては次第平穏に相成最早炮音の如き物も  三十日の中には止候哉と奉存候此上 御不審被為  遊候御儀御座候得は 御直に可奉言上候   十一月             川谷虎次郎致直                        百拝 ◯倭霊地震論  安政元年仲冬国中大地震家屋破壊尋ち火災起り  吾茅舎も又悉煨燼辟烖流浪し親戚の厚情に拠て  漸一日を糊す或人曰国君仁政を施し庶民撃壊の時也  何を以天譴如斯乎学者曰陰陽不和成を以也衆人此  義に帰し亦疑はす予竊に按に漢土陰陽は国家の  大事悉く此理に倚らさる事なし若夫不和なるは国  政の不正なりとす然らは地震の起る所を究すは有へか  らす抑吾神国曾て陰陽を云はす古事記の初文唯  天地の初の時と有て日本紀首文は陰陽云云と出たる