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コレクション: STAGE8

地震記 下 - 翻刻

地震記 下 - ページ 35

ページ: 35

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 を以御国人も皆陰陽の理有とすれは誤也此辨本居氏  詳に判られたり今更云に及はす吾正伝を以考るに  天地と相対し称しと天は素り天神の初生の地にて高天  原と申す其余仰見て笵然と量なき者は皆気の合る  にて地は其中に包れたる一物也惣て地は神の生せたまうにて  其初混々たる大気の中へ海月浮雲の如く漂へるをに神  天の浮橋より鉾を指下して探り賜ひ自凝島を得賜  より二神此島に下り賜ひ国土を生せ給ふ是正文有今  煩はしく云に及ばす殊に四国は最初に生せ給ふ但し国を  生と云事誰も怪しみ意ふ事也是は大古論に云へり斯に  畧す偖外国も潮の泡の凝て成る者なりと有故に世界  の外は挙天の気にて張結める者なり世界人間に顕れ  見ゆる気は唯雲霧海川の類にて人の朝夕接はれる  気は人は知らす音のみ聞ゆるは風なり海川に住魚は水  を知らさるが如し人は風気を吸ては吐魚は水気を吸ては  吐生を得る所なり天地の間如此是を名付て陰陽をとも  乾坤とも健順とも何とも呼へし并に天は知らす事なり  高天原即天にて其外は皆気也其気を包みたれは地の下は  皆海也俗説に万古の魚有て地うぃ載たりと云童話に似  たれと是大古より伝へ来し成へし偖其地は其中に周