翻刻
一たゝのみ柔浦 仁保浦 大破町壱尺餘われる泥吹
出し怪我人多し
一宮島燈籠落る廻廊損ㇽ 一岩国金対橋損ㇽ
一長州 萩 長都 下ノ関
一筑前 筑後 豊前 豊後 肥前 肥後
右九州路何方も大地震大荒之由也
寅十一月御飛脚番某ゟ借写之候以上
三災録巻下 畢 大尾
つね〳〵筆に世にかたも伝ふる事誠はあひなき
にや多くはみなそらこと也まして年月過さかひも
隔りぬれはいひたるまゝにかたりなして筆にと
書とめぬれはやかて定りぬと書残したれは
いてやとおもひたちて年経さる中にと三災を
拙き筆にうつしつら〳〵うき世のありさまを
おもひめくらして
稲毛実
世の中のかゝるためしもしらすして事たゝぬ身と何おもひけん