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コレクション: STAGE2

信越地震水記 全 - 翻刻

信越地震水記 全 - ページ 39

ページ: 39

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 成其小屋江まぎれ込一宿生煮の飯を少し貰請候旨  此所二而日々の焚出し大分之事故同領新町二用足  町人有之此方ゟも多分米出し候得共今日昼■  支舞候ハゝ明日の米無之と申程二て大取込之由松  代二而施行米も多分有之上此上兵糧続候哉如何と  被存候程之由右山中所々二地の割候処何ヶ所も有之  またぎて越又飛越候由深サハ何程二候哉不知候得共  土の道故か淵を踏候てもくえ不申候得共初ハわれ■■と  大二通りニ困り候由伝へ申候 一松代二而ハ城主初今以山江小屋掛住居候由同人帰候迄も  日々夜々六七度位ッゝ大小の震有之中々去月廿四日  当所の地震之様成事二ハなく強く候由 一善光寺ハ今以死人の匂ひ致し焼落候所其侭に有之方多  く灰ハ不残飛失瓦石等斗残居候中二人の骨白く  見へ居候事沢山成由藤屋平五郎と申旅籠やハ大  家之由旅人多泊り居候処不残死家内二も漸亭主分之  者一人助り候得共是も其後放心帰り候節見候得ハ■■  かき寄せ所々二うつ高く積上居俵二入何れへハ埋可申と  申居候由死人の匂ひ候ハなま焼のを其侭有之故之由  能焼候処ハ白骨二成候旨 一松代城下能き町人また家中一統衣類ハ多分寝まきの  まゝ二て出候後昼夜走廻り着替の暇無之哉古く成候  木綿の袖ちぎれ又ハ所々引切レ候を着し侍羽織も同  様之由地震強き宿々ハ別而血の附衣類のも多く