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コレクション: STAGE2

信越地震水記 全 - 翻刻

信越地震水記 全 - ページ 38

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 安き方之水少さき所を一番二切落候得共落候時三里余  隔候松代よりハ川中嶋より丹波嶋辺を崩候山迄眼も下二  見候処凡同所ゟ同人は見物致し居候処とうと申候水山  の如く押出し犀川ゟ余り川中嶋真中を押返り候間其  間之人家余程押流し死亡多く候旨其内丹波島ハ  少し高キ所の由二候得共十軒斗も押し夫ゟ三り斗下川  附ㇱ二三ヶ村も川二附候家ハ流し候旨尤松代領之事故  前々ゟ觸有之十三日朝ハ切落相成候間川中嶋は勿論  松代之下迄も不残山江立退可申其上弥切落二相成候節ハ  相図を打上候間左候ハゝ最早水押参り退候事も間二合  す事と可心得旨申渡有之其上二も朝と申ハ夕七時二  成相図も早くより打出し候後々十放斗も打候上切落候  右申渡を不用者多分流失候旨平日余程急流出水抔申候  節は石をも流候位二候川の由此次切落候所ハ水一倍も余  分二有之候間川中嶋之方川筋二て相成旨之由彼地二而  申居候旨右堀割候とても平常の方二候ハゝ巾何間深サ何  間と縄二而も張り可被懸候得共火急之事唯行成二■■  なく堀候旨尤掘割之場所江ハ旅人は勿論他国者等ハ  不入申又見物之様成もの有之候得は召捕候由右俊助  儀は松城城下之者同道いたし同所ゟ十り斗上迄見二  参り同所人足の泊り候小屋ハ屋根もよしず位之事二而  雨除二ハ不相成候得共其中二泊居家老并家中泊り居  候小屋杉の葉二而屋根致し候間少々ハ雨除二可相成食  物煮出し所ハ土に而拵大釜を掛有之候俊助も人足躰二