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コレクション: STAGE2

信越地震水記 全 - 翻刻

信越地震水記 全 - ページ 75

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 午ノ上刻地震屋根石落し家内之者逃出し申候 一廿四日松本二泊り未休夜具引かぶり候斗之処どぶ〳〵と申音  響くやいなやゆれ出し五六人連れの内此者と外壱人ハ  出おくれ壱人の上へ壁落候二付弥惣八ハ是へつまつき  なから怪我人有之旨申外へ出少し止間二連の者一同内二  入火を燈し壁を取除ふとん二くるミ外二出色々手当致ㇱ  漸いき吹返し候由初ハどつと申と直二壁落鴨居なけしも  箱階子の引出迄抜落候位戻たるものゝ起かへる程の  間もなきとの由壱丈もへ揚りどんと落候様成心持の由  其夜野宿早朝出立此夜も野宿夜半雨降一同困り  候由此時の地震も大ひ成由是に而潰かゝりの家抔又潰候旨  廿六日ハ善光寺泊の積中途より往来留二而松代迄跡へ  戻手つる有之役人江面改を請漸止宿な里宿同所  二而ハ一軒二壱人ツゝ亭主而巳残居外家内ハ野山二小屋かけ  居候様領主より申付有由此日同所蝋燭屋壱軒二而五十〆文  売候処領主より火之元厳敷申付有之火蝋燭而巳を用候様  触有之候城下の蝋燭ハ不残買上壱人二付右何挺白米何升  との被施候旨松代領能手の届候様子二候翌廿七日川中嶋迄  参連ハ跡へ帰り此者壱人むり二渡りを越善光寺江参候処  入口二役人出死人を山の如く積二て追々取集居市中の死  人余り二多く恐敷成候程二而其上匂ひ強く此日ハむすび  の用意も有之候得共善光寺前後廿り斗の間二ハ呑水も  無之間一日弁当なと遣ひ不申旨此辺人家有之所ハ  焼原又ハ潰候家の棟をつたい歩行候由廿九日柏﨑泊迄ハ