東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト8

桜品 - 翻刻

桜品 - ページ 93

ページ: 93

翻刻

【右丁】       あら山桜         仝 いつみなるあら山桜咲ぬらし槙のはしのきかゝる白雲       岩本桜     後九条内大臣 玉川や岩本桜あさな〳〵落ても花はあはとうきなん       はひ桜        知家 ふる山の岩根にふせるはひ桜霞の内を得■立たね       姨捨桜       具親 今よりは秋姨捨の山桜月と花とのありあけの頃 【左丁】       尾越桜        洞院摂政 いこま山あたりの雲とみる迄におこしの桜花咲にけり       伊駒桜         為家 咲にけり雲の立まふいこま山花のはやしの春の明ほの       夕山桜       行家 春の日の夕山桜咲にけり朝ゐる雲に詠せしまに       中川渡桜       為家       中川の渡りの桜むかしより先咲花とみしもかはらす