翻刻
量地指南巻之三
勢南 處士 村井昌弘編述
量盤術廣狭法(けんはんじゆつくはうけうほふ)
正面正開方(しやうめんしやうかいはう)
此術(このじゆつ)は。|平原広野(へいけんくはうや)の|地形(ちぎやう)を|本座(ほんざ)とし。左右(さゆう)に|何(なに)にても妨障(さゝはり)
なき|場所(ばしよ)より。|彼方正面(むかふしやうめん)の|廣狭(くはうけう)を|量(はか)るに用ゆ。其法|大略(たいりやく)
|遠近術(えんきんじゆつ)の|左右開(さゆうかい)に|拠(より)て。|勘辨(かんへん)すべし
|術云(じゆつにいはく)《割書:下に図する|所をもて云》|作法(さほふ)のごとく|品々(しな〳〵)|始計畢(しけいおはり)て|後(のち)。㊀|本座(ほんざ)に|盤(ばん)を
|方正(ほうしやう)に|居(すへ)。|盤西(ばんせい)より|正(まかね)に|目的(めあて)の|左(ひだり)を|見込(みこみ)。《割書:目的の左は本座の右|なり下皆是にならえ》㋥
其|盤乾(はんけん)を|要(かなめ)にして|斜(なゝめ)に|目的(めあて)の|右(みき)を|見込(みこみ)。《割書:此見通開地にて|は見返のことし》|定規(しやうき)に
|随(したか)ひて|墨(すみ)を|引(ひき)㊂|左方(ひだりのかた)へ|正(まね)に|間数(けんすう)を|定(さだめ)て|開地(かいち)を|求(もとめ)。|開印(ひらきしるし)を立
させて是を|見通(みとをし)本座に|残印(のこすしるし)を|立置(たてをき)㊃|扨開地(さてかいち)に|迂(うつ)り。|残印(のこすしるし)を