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件の像を鑑定奉疑ひもなき親鸞上人和歌様
なりと心はめけり総て上人の像多くは皆珠数を
持ては残るに当院の像は合掌せる像なれは諸人
見極さりしに良秀速に鑑定しけるまゝ寺僧
及ひ一村悦ひに堪す彼像の継目はなれし
一今幸の手首を贈り院主及ひ組合法中本寺
村役人加判礼状の証文にそへて良□譲れり
今本法寺数品法物の内分挙の手首是なり是に
依て当院には風鍬に合掌の手首を利足し
の
取立しかど処々腐損して或は木肌揃はす木の
候五つや相応をざるによつて後悉く漆を以て
塗堅めしは此謂れ也此時玉眼を入れしは遺恨
少なからす正徳初年別に小堂を建立す又
当院の西の方に三町はくり圃の中に南無仏と
三字彫し石碑あり下に建暦年間と鍛付たり
是又五人の作といゝ伝ふ名は御影に似て高サ
五尺斗り幅二尺余厚サ四寸斗土中いかほど根
深き事をしらむしつ年四月四月廿六日ゟ十六日ゟ来ル