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翻刻
○木売西光院 葛飾郡二合半領木売村【埼玉県吉川市】に在真言宗
【ここより後ろOCRのまま】
也相伝ふ往古は親鸞上人の弟子西光坊浄谷住
し下高宗なり上人の形見として直作の寿像を
附属せり丈凡三尺斗坐像にして合掌せる像也
一西光坊以来血脈相続して数千代安置し来るに
文禄の比より慶長年間に至り二十年か程関東
戦国となり乱妨度々に及ひ放火等の災あれは
伝来の宝物仏具等も土中にかくし住職も絶積り御
子孫世をまふし給ひしかは後真言宗増米興
の
し西光院と改夢万治年中の頃かとよ此院の
境内本堂の前よな〳〵土中より光を放ちく〳〵
と云を持上る事しきりなり寺僧及ひ村人甚た
怪之土を堀穿ち見るに僧形の木像を得たり
されともつき風悉く離れ腐損破壊する処ありて
何人の木像なる事をしらすしかれとも放光の奇瑞
ありて掘出せしかは尋常の像にあらしと蔵し置ぬ
しかるに元禄年間本法寺通遷院裏の下総
の国中戸長敷幸台様請の序西元院へ立より
一