みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE9

鎌先温泉由來記 - 翻刻

鎌先温泉由來記 - ページ 22

ページ: 22

翻刻

山家夕 りつにかよふ声も殊更山里は      うきをしらぶるまつの夕風   く          鈴木弥左エ門直行 山家夜 くもはらふ風に落葉の音添ひて      ふける夜さびし山住の庵   は          古内治太夫義長 山家風 はれ曇り時雨るゝ夜半の秋風に      淋しさまさるやま住の庵   う          安田甚左衛門重寛 山家雲 うつむるゝ雲に戸さして朝夕に      かゝる深山の庵そ住うき   に          桑原庄作重富 山家煙 にはも外も紅葉にかこふ山里の      秋のゆふべの煙り淋しき   よ          遠藤喜平為常 山家雨 よははれて住なす庵の軒端にも      あまりさびしきゆふくれの雨   ら          猪苗代兼郁 山家路 らにも咲菊もいろこき山路さへ      誰かわけ来る秋の隠れ家