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翻刻
《箱:相模国大地震》
頃は嘉永六癸丑どし二月二日
ひる九ツ時相州小田原御城下
町々をはしめとして東は
田村川辺厚木萩の山中陶綾
郡神戸井こ大磯宿中村金子
すゝ川みのけかすや伊せばら
子やす辺大山辺大住郡
近辺山々上村谷村
おか本早川石はし山
二子やま箱根并に
七湯の湯楊こと〳〵く
湯本畑宿山中
三ツ谷辺田は伊豆
のくにあたみ辺み
しま宿海尻峠
岩渡とうは峠
するが国はぬまず
辺まで尤原宿
よし原宿辺迄
も中〳〵の
ひゝきなり
北は愛甲郡
三増川むら
此へん正々
大にあれる
つく井郡
青の原とう
し川《箱:下へ》
《箱:上ゟ》鼠坂はし本辺少しあれるよしの
小はらへん関のへんまても大かたの
ひゝきにて夜九ツ時過まで都合
いく度といふ数を知らずといへとも
大ゆれにいたせしを五度にして
やう〳〵ゆり止り諸人あんどの
思ひをなしにけるよつて
此よし諸国の親類
ゑん者へ知らせ
ん為一紙に
くわしく
しるす
道方二十り四方
高廿万石ヨ
人目死千三百余人
家 二千三百余けん
其外山林牛馬
数不しらす