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とび
〽ヘイごめんなさいやしわちきアとびのかしらで
ごぜへヱスがこのたびはいろ〳〵おせはくださり
おかげさまでまうかりましたこれはあげでこぜはす
ほんのしるしばかりとびにあふらげとはこの事てござい升
あなぐら大工
〽ヘイわたくしはだいくのあなはちとまうしますが
これはひやうたんぐすりでこざりますがあなたさまには
大みやうやくでこざいますいたみのところへつければ
なまづはひやうたんでをさへますとまうします
どかた
〽チトごめんなさいましわたくしはどかたで
こざいますこのごろはどかたのねへほど
かねかもうかるからちいとたれかにうて
やりたいものだ
ほねつぎ
〽わたくしはほねつきでございますがこのあいだ
までしやうじやからかさのほねつぎでこざり
ましたかおかげさまでまうかりました
さかん
〽ヘイごめんなさいわたくしはさかんのぬり五郎てござり
ますがおい〳〵さかんにこて〳〵まうかりますから
なまづでさけがうまうございます
ざいもくや
〽私はざいもくや木へいとまうしますこのたびは
をう木にうれましたけや木ももゑずにくろがきも
しのぎましたたくさんまうけすぎましたいくらもめても
木はもめません
四もんや
〽わたくしはしけんやでございますがぢしんさまのおか
げでにしんがうれるからさんちんがししんでせつちんが
くさからう
だいく
〽ヘイわたくしはだいくのいたすけとまうします
なまづくはづにをりましたがぢしんさまのおかげで
おかねがたいそうもうかりましたこのしなものは
せけんをおだやかにふるへのなをる大工(だいく)すりでござります
ちうげん
〽わたくしはあかいごもんのかみさまのちうげんで
ござりますがわらじてもうけましたおれいに
おにしめをもつてまいりましたかづもよつほど
ございますぢしんあみなるかずおほく
やねや
〽ヘイわたくしはやねやのとんすけとまうしますが
このたびはおかげさまでやねはぢしんぶきになり
ましておかねがまうかりますて
土や
〽わたくしはとしやのうめ八でこさいますがあなたの
おかげて一チばんのうめへこし〳〵おかねがまうかりすぎ
ほねかおれてあしこしがいとふごさります
いしや
〽このごびやうきはじうぐわつ二日のよる四ツじぶん
からふるへがまいりましたかしかしこのあんばいでは
かいつておはらのやふづがつきませうまづこのかしま
がんといふくすりををあがんなさいまし
大なまづ
〽わたくしもこのあいだのじこうてからだをだいなし
にいたしましたそれからといふものはあたまがゆさ〳〵して
こまりますまうせけんをおだやかにづゝうのないよう
にいたしたいとはおもひますがふるへがいまだなをりま
せんからよなほしぐすりでももちいてめでたくなほし
たいものでこざります
【図の文字】
ざい 穴 こし
ちう
し
大
ほね
左 とび