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コレクション: STAGE1

訓蒙 天然地理學 下 - 翻刻

訓蒙 天然地理學 下 - ページ 18

ページ: 18

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平均(へいきん)の温度(おんど)相同(あひおな)じき地方(ちはう)を経界(けいかい)す、故(ゆゑ)に同(おな)じ同(どう) 温(おん)線内(せんだい)に在る地(ち)は、また年〻(ねん〳〵)平均(へいきん)の同温度(どうおんど)を保(たも) つとす、しかれども其|気候(きこう)敢(あへ)て一様(いちやう)なるにあら ず、其(それ)の地(ち)に在ては、冬天(とうてん)の気候(きこう)温和(おんくわ)なるに、夏時(かじ) また酷暑(こくしょ)あらざるあり、しかるに他(た)の地(ち)に在て は暑寒(しょかん)その極(きょく)に至(いた)るものあり、また大熱線(だいねつせん)は赤(せき) 道(どう)の北方(ほつはう)に偏(へん)せり、これは地球上(ちきうじやう)の大陸(だいりく)多(おほ)く北(ほつ) 方(はう)に在るを以てなり   第十六章    鉱物(くわうふつ) 衆多(しゅうた)鉱物(くわうぶつ)の諸性(しょせい)を論(ろん)ずる事(こと)は、別(べつ)に鉱物学(くわうぶつがく)のあ るあり、天然(てんねん)地理学(ちりがく)の偏(ひとへ)に論(ろん)ずる所のものは、其 産出(さんしゆつ)する地方(ちはう)、地理学(ちりがく)に関渉(くわんせふ)するものを説(と)き、且(かつ) 地殻(ちかく)の成分(せいぶん)に居る所の鉱物(くわうぶつ)の質(しつ)を論(ろん)ず、抑(そも〳〵)鉱物(くわうぶつ) は地(ち)より産出(さんしゆつ)するものにして、化学(くわがく)作用(さよう)に由(よつ)て 成立(せいりう)し、其|凝固(ぎやうこ)するや結晶(けつせう)の妙機(めうき)に係(かゝ)る、○鉱物(くわうぶつ) は岩石(がんせき)の虧隙(こげき)に在て、脈絡(みゃくらく)の状(かたち)をなし、或(あるい)は塊(くわい)を なし、或(あるい)は牀(ゆか)【床の異体字】の形(かたち)をなし、或(あるい)は砂礫(しゃれき)の形(かたち)をなして