翻刻
最初当七月中イギリスのコンシユルより其筋へ
差出候報告書中に日本人がメリヤス器械を
用る事は大坂にて多く開け襦絆股引の類
も相応に出来其価ひは至て安直なれば外国
より輸入する品は之に勝事あたはず夫故に目
今外国よりメリヤス沓足袋襦絆股引を輸入す
るもの無しと云へり機械の差渡し六寸より五十寸以上
迄右代価洋十ドルより六百ドルまて尤機械の大小にて
高下有之候事
横浜居留地百七十五番
大 坂 川 口 拾 番 フアブルブラント
機械 前記裁メリヤス
一拾壹寸ヨリ十七寸迄ニ而股引仕上ゲ四ダース
代価壹ダースニ付
凡 金貳円宛
英斤
糸入目 十壹斤二分五厘
百斤ニ付四拾弗ノ割
又代価四弗半
又縫手間廻り切代
五十銭
〆金五円也
〆金三円器械手間代当ル