翻刻
|係(かゝ)る、又|石盤(せきばん)、|諸金(しよきん)の|鉱金(あらがね)は、|大抵(たいてい)第一|層岩(そうがん)より|得(う)
べきなり、また|煤炭(せきたん)、|鉄砂(てつしや)、|鉛(なまり)、|精錡(とたん)【亜鉛】の|鉱金(あらかね)は第二|層(そう)
|岩中(がんちゅう)に於て|認(みと)め得べし、また|遊園(ゆうえん)に|散布(さんぶ)する|砂(しや)
|石(せき)、|硝子(びいどろ)、|磁器(せともの)に|錬(ね)るべき|沙土(しやど)、|磚瓦(しきがはら)と為すべき|泥(でい)
土(ど)、|及(およ)び|耕種(かうしゆ)に|要用(えう〳〵)なる|沙泥(しやでい)|混合(こんがう)せる|土(つち)は、第三
|層岩(そうがん)の|出(いだ)す所なり、また|家屋(かおく)の|用(えう)に|供(きやう)すべき|諸(しよ)
|石(せき)、時あつて|是層(このそう)より|得(う)べし、〇|尋常(しんじやう)の|土(つち)は|沙土(しやど)
|岩石(がんせき)の|砕末(さいまつ)より|成立(せいりう)して、|純土(ぢゆんど)、|礬石(はんせき)、|泥土(でいど)、シレキ
ス、キュワルツ、|石灰(いしばい)、ソーダ、ポッタース、等を|含有(がんいう)す、ま
た|動物植物(とうぶつちよくぶつ)の|体質(ていしつ)|腐化(ふくわ)せるものを|混合(こんがう)せり、
|地球(ちきう)の|重量(ちようりやう)、
|水(みづ)を以て|地球(ちきう)と|同大(どうたい)の|球(たま)を|造(つく)り、|之(これ)を|地球(ちきう)と|比(ひ)
|較(かく)せば、|地球(ちきう)の|重量(おもさ)は|水(みづ)の|球(たま)より|五倍(ごばい)なるべし、
然れども|地殻(ちかく)の|重量(おもさ)は、|水(みづ)より|只(たゞ)|二倍半(にばいはん)なるべ
し、|地球(ちきう)の|重量(おもさ)は、|中心(ちゆうしん)の|方(かた)に|趣(おもむ)くに|随(したが)ひて、|増加(そうか)
するものと|知(し)るべし
第二章
|水陸(すいりく)の|分界(ぶんかい)、