翻刻
地球(ちきう)の外面(ぐわいめん)凸凹(とつあう)あり、その凹処(あうしよ)は水(みづ)之を浸(ひた)して、
その凸処(とつしよ)を分界(ふんかい)し、且(かつ)之を囲繞(ゐにやう)せり、その水(みづ)に覆(おほ)
はるゝ地(ち)、之を大洋(だいやう)と云ひ、その水上(すいじやう)に出(いづ)る地(ち)、之
を陸(りく)と云ふ◯次(つぎ)に載(のす)る所の全地(ぜんち)両半球(りやうはんきゆう)の図(づ)は、
水陸分界(すいりくぶんかい)の甚(はなは)だ不等(ふとう)なる事を示(しめ)せり、◯水陸分(すいりくふん)
配(ばい)のかく平等(びやうとう)ならざるが故に、英国(ゑいこく)は陸地(りくち)聚合(しゆうがう)
の中央(ちうわう)に位(くらい)せるに、其(その)属部(ぞくぶ)なる新(しん)ゼーランドは、
其(その)合跗(あしあはせ)の地(ち)に在て、却(かへ)つて洋水(やうすい)渺茫(びやうばう)の間(あいだ)にある
なり、
陸(りく)半球(はんきう)
水(すい)半球(はんきう)