翻刻
【右丁】
月本国地理
節用集(せつようしう)首書(かしらかきに)曰(いはく)
神武天皇(しんむてんわう)日本の
かたちを見給ふに
秋津虫(あきつむし)のすがたに
似(に)たりとて日本を
秋津洲(あきつす)と名付
給ふ
【左丁】
此時 月本国(くわつほんこく)も人皇(にんわう)の
はじめ庄司甚衛武天([し]やうじしんゑむてん)
皇(わう)と申けるがお内儀(ないぎ)をして
月本のかたちを見せ給ふに
上(うは)キ(き)といふ字(じ)のかたちなり
ければ大にあきれ給ひ
則(すなはち)あきつ洲(す)のひゞ
きにてあきれんすと名付給ふ
【挿絵中の文字】
フ■■町
ヱト町 二丁メ
アケヤ町 スミ町
キヤウ町 シン町