翻刻
【右丁】
○松ヶ(が)根(ね)郡
▲あげまきの社 此神しつぽりとしたる御
神也から崎の明神と一体(いつたい)分身(ふんじん)にて雨を
このみ給ふゆへに松がね郡に鎮座まします
と也助六の狂言をせんものには蛇(じや)の目の
傘(からかさ)百本あたへんとの御 誓願(せいぐわん)なりと云
△あつまや橋△風折山
右十五郡
【左丁】
二町国
《割書:右|川》○角蔦(かどつた)郡
▲人まちが辻 酒に名高しされどもひんとして
■【下ヵ】戸(こ)の口へはむけかたし一ッうけもちてもつんと鼻(はな)
をはぢく塩有
君が名をきくのさかづきさしつめて
きやくもつきせぬ人まちのつぢ
▲塩衣(しほぎぬ)桜むかしより名高き桜也うへ替