みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

あきの日照 - 翻刻

あきの日照 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

かち怪(くはい)を語(かた)らんとにはあらす 尚(なほ)もかゝる大|変(へん)なれは人の耳目(じもく) を驚(をどろか)すこと少からされはそはまた 後日|拾遺(しうい)して衆覧(しうらん)に備(そな)ふへし そも〳〵右の騒動|混雑(こんざつ)に付|俄(にはか)に 出産するものも夥敷(をひただしく)医者|産婆(とりあげばば)の 穿鑿(せんさく)知らてなく漸長持などへ入て 舁(かき)出しなんなく助(たす)かるもあり また中には其まゝ焼死るもあり或は こしの抜(ぬけ)し人も有|熱(ねつ)病の人などを長 持へ入て持出し或は背に負(をひ)途中(とちう) にて煙(けむ)りにまかれ死もあり 変(へん)死も あれと引導(いんどう)十念を授(さつ)かることもなり かたく四斗|桶(をけ)葛篭(つゝら)の類に入て 宿坊へ持込|仮葬(かりほうむり)の出来るはまたしも なれとこれを又場所によりては住持(ちうじ)