翻刻
為案内地震文句犀川へつき埋又ハ水引之処
地震といふも陰陽か岩倉山が花倉へ三月下
旬二つきうずみいつの間二かは孫瀬まで腹は
自然と大海の契りもらさぬ露ほども日数
重ねて七里程水一つはい二たゝへけりほ
ん二衰や川手筋懐胎十月とあんじし二
昼夜廿日で先キ水を四月中旬押はら
い川中嶋やら越後まで川上引水大あ
らし続て産は安庭の頭二神は宿
るらんなれども花倉土手残り産のうゑ
なる頭痛かや又々荒所の思ひ二や地震
未のあゆみ二て少々宛はゆるけれど追々地
震ハ申年二廉嶋の神や不動尊守り
給ふぞありがたし是ハゑように躍ら
ずや子孫の代に至りてもこをゆう事も
ありしかと神信心も施しも怠らざるの
其ために想案ながらも躍りける
爰二前文二書印せし処土尻川之奥大
川留切押払前々此池突埋切ㇾ水押