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教(をしへ)の小(こ)づち
○我等(われら)は。此(この)所(ところ)に住居(すまゐ)いたす。不喰貧楽(くはずひんらく)といふ
儒者(じゆしや)なるが。幼年(ようねん)より。学問(がくもん)を好(この)み。口(くち)によく
歴史(れきし)をそらんじ。胸(むね)にくはしく。経書(けいしよ)をわきまへ。
身(み)に行(をこな)ふ所(ところ)。故人(こじん)に恥(はづ)る事(こと)なし。然(しかる)に汝(なんぢ)。爰(こゝ)に
来(きた)りて。諸人(しよにん)の願(ねが)ひ望(のぞ)むことを。打出(うちいだ)しあたふと
聞(きく)。汝(なんぢ)実(じつ)に望(のぞ)む所(ところ)を打出(うちいだ)しあたふるならば。
我(われ)に学問(がくもん)をうち出(いだ)し見(み)すべし