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コレクション: STAGE9

地震津浪末代噺の種 全 - 翻刻

地震津浪末代噺の種 全 - ページ 18

ページ: 18

翻刻

大津浪末代噺種 十一月五日夕|大津浪(おほつなみ) 突来(つきく)る前に大坂の西 前(まへ)垂嶋(だれじま)といふ処へ丈(た)け 二丈ばかりの高坊主(たかぼうず) 出たり人々是を見て 肝(きも)を潰(つぶ)しアレヨ〳〵と いふうち海に入|陸(くが)に 向ひ手にて水を かける如くして姿(すがた) 見へず成(なる)と 間(ま)もなく 大|津浪(つなみ) 突(つき)来る 是此|変(へん)を告しならんと 後(のち)に思ひ合しける