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コレクション: STAGE9

西洋雜記 乾 - 翻刻

西洋雜記 乾 - ページ 34

ページ: 34

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郡の守令を「カシクュス」といふ気候温熱物産豊饒にs て夥しく金銀を出す其他絹帛綿花沙糖抜尓沙摩 諸菜品真珠「コレ子ルラ」《割書:猩々織を|染る虫》等多く土人は種々の異形な る鬼神の像を尊信し或ハ人を殺して魔を祭る貴 者死すれハ人を用ひて殉とす「コルテス」こゝに至りてすな はち巨砲火器連発してこれを攻破り遂に其大王を 滅して其都を奪ひとり其次の年まての間に其諸方 の属郡にいたるまて悉くこれを併せ取りてミな 伊斯把你亜の郡県となし墨是可(メキシコ)の都に本国より一 員の小王およひ僧官の長をおき大学校を建て其の属 州にもミな守令およひ僧官を置きてこれを治め 土人を教化してミな旧染の悪俗を改むゆへに此国をまた 名けて新(ノヲハ)伊斯把你亜といふまた千五百十九年《割書:上に|見ゆ》に波 尓杜亙尓の人「ヘルヂアント。マゲッラ二ュス」《割書:漢に墨亙蘭となる |者これなり》といふ 者伊斯把你亜国王の命を奉し亜墨利加の極南海の所西 往するの海路をもとめてもとめて一の海路を見出せりこれを名け て「ソレエトム。マゲッテ二キュス」マゲッラアンマ。スタラアト」といふ《割書:漢に墨|亙蝋尼》 《割書:峽といふ|これなり》其北は巴大温(バタコンス)の地にしてぬなはちいはゆる長人 国なり其南の大地は平原渺茫としてたゝ燐火を見 るのミゆへに名つけて「テルラ。ヒュゴ」といふすなはち火 地といへる義なり《割書:当時此峡南の地は以て一大洲なりとして墨亙|蝋尼加と名けし天下第五の大洲と称るその後和蘭》 《割書:の人「ヤアコツプ。マレイ」といふ者千六百十六年。舶して火地はこれ海中の|洲島にして火地連属せる者に非さるを知る因てこれよりして天下第五》 【欄外上に】 海作界 に火地の東なる「スタテンランㇳ」いへる小島の間なる 海峡をすきて火地の南を