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【上段資料・おゝ津ゑぶし】
風の夜(よ)にめつぽうはやく。ねぼけて出かける
火の用心。さつしやりませうと。三丁金ぼうで。
わり竹がら〴〵うちならし。ろじは六ツ切〆ッ切。
家(いへ)ぬしは詰(つめ)ばしよ仕事する。丁代さんはぢ
しんばんでまじめがほ。中にもひげだらけな番(ばん)
太郎おやじ。火事をながめ。ひようし木たゝゐて
とうい〳〵と。やけばおさして弁当箱(べんとうばこ)のぼりおもて
はしる
【上段資料・左ページ】
安政二卯年
火之用心三十六歌仙 全
【下段資料・火の用心見立そうし】
四文屋仁王の写 〇仁王尊体はかしらは酒たいにし
て水ばんのはんてんをまき
つらは五(こん)の字(し)もやつたる色
にてもつとも赤く▲
▲あたまは
▲□□をまきじやのめしぼりの
三尺のでんきなり口よりさけのにほひが
仁王そんのかたちなり
【下段資料・左ページ】
みくじのうつし【横書き】
三十三番吉【横書き】
列風吹土砂上 れいふうふいてとしやをあける
此時表子木音 このときひやうしきのおかすかけり
番太眠覚寒 ばんたねふりをさましてさむし
地主手前共悪 じぬし手まへもつともわるし
此みぐじにあふ人はめさとくしてよしもつとも二十番神
をひとすじにねがひてよし水なん火なんおほしきを
つけおくべし常にせわくらうおほくきがねありくち
くわほうあり人の上にたつ事わるしいみにくまるゝ事
ありもつともつゝしむべしおのれよりめしたの人をあ
はれみなにごともひかへめにしてよし