翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

火水風災雑輯. [1] - 翻刻

火水風災雑輯. [1] - ページ 33

ページ: 33

翻刻

  天へんかぎりなし 五穀大安売   乍恐取越御苦労を以奉申上候 一大雨の砌御座候得共益御きらひ能被遊ごろ急惑至極  奉存候光レは私見世数年来夕立類売買仕罷在候処  夜中 班鐘(はんしやう)仕 難(がたく)明(あけ)ケ仕合奉存候光ル処此度雨風の上風流  黒雲夕立類山々より沢山仕入仕可相成丈御おどろき第一仕且又常々  奉御天気 預(あづかり)候に付よふきのため下直奉差上候間へそ開き  当日より御きび〳〵敷御落雷被成下不限 昼夜(ちうやに)ごろ々向被仰付  被下置候様奉希候以上 【お品書き上段】   一所々おつこちしぼりちりめん   一まつさほかほ色木綿地   一観音経染一心不乱ちりめん    一蚊屋の中一トはゞみ   一おつかなびつくり色御望羽織地   一往来ひつそりかん紗御羽織地   一雷おつこち杉の木ぶつさき御羽織地    一八日もめん御地伴地 【お品書き下段】   一念仏 題(たい)目ゆふき木綿   一案心したよく朝御上下地   一又鳴り苦労びろふど御帯地   一夜一トよねづにもめん   一年代記にのるだろふ引さらさ御かひ巻地   一雷おつこち評判きく紋縮緬   一富士南風おりちりめん   一とらのかわ御した帯地 御婚姻御規式鶴亀松竹梅御模様大雨大振袖物仕立念入 下直奉差上候以上 但雲切品々下直奉差上候 【のれん上・横書き】 御目印 【のれん下】 天竺えちよと上る町同店 江戸驚天馬町弐丁目         雷まる店 八月八日  当日麁景御座候得共       梅の守奉差上候