翻刻
《ルビ:菅丞相|カンセウジヤウ》程の《ルビ:賢公|ケンコウ》をも感応の理をしら
さる《ルビ:輩|トモカラ》は雷と成りて《ルビ:祟|タヽリ》をなし給ふ
と云ふ浅間鋪かな彼時平ごときの
佞臣《ルビ:讒口|サンコウ》を構て忠貞の《ルビ:菅公|カンコウ》を流罪
に《ルビ:沈|シツ》め奉りし其悪逆によつて天雷
の《ルビ:怒気相感|ドキアイカン》し打れたるものなり
又雷によつて火の有事《ルビ:程伊川|テイイセン》の語
録の説に《ルビ:錐|キリ》を以て木をもむ時は
必火を取ル《ルビ:木中|モクチウ》すら火有り是木《ルビ:動|ウゴク》
時は陽生すかるかゆへに火あり雷の火
も動するによつて陽火出自然の理也
○風之説
或問曰風は大《ルビ:虚|キヨ》にあつて《ルビ:象|カタチ》なく目に
見へずして音に聞吹時は国を動かし
吹ざる時は《ルビ:何国|イツク》にありと云ふ事をしら
ずしかも東西南北のかわりありて