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コレクション: STAGE8

天地或問珍 天 - 翻刻

天地或問珍 天 - ページ 36

ページ: 36

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所為(シワサ)と云事ありいかなる事にや又|箱根(ハコネ)の嶺(ミネ)なんとは他所(タシヨ)は晴(ハル)れ共山上のみ雲(クモ)ありて雨をなす事|如何(イカン) 答云|夫(ソレ)雨は陰陽(インヨウ)薫蒸(クンジヤウ)して降(クタ)るなり 譬(タトヘ)は甑(コシキ)の蓋(フタ)の淋滴(シタヽリ)のことしいふ心は 釜(カマ)の中に水を入るは陰(イン)なり下より 火を燃(モヤ)すは陽(ヨウ)なり陰陽|蒸(ム)して 釜の上の甑(コシキ)へ湯気(ユケ)あがる此時其湯  気|淋滴(シタヽリ)と成て落(ヲツル)がことし雨も亦是 に同し降(クタ)りて五|穀(コク)品物(ヒンブツ)をめぐむなり 又|夏(ナツ)の季(キ)白雨(ユウダチ))する事は夏は陽(ヨウ)極(キワメ)て 上(カ三)にあり少陰(セウイン)《割書:雨ハ陰|ナリ》太陽(タイヤウ)の為に 押(ヲサ)へらるゝ道理なれば陽に押(ヲサヘ)られて 上る事あたはす故に陰陽(インヨウ)和(クワ)せずして 雨ふる事なし夏月(カゲツ)久しく旱(ヒデリ)すれは 草木(サウモク)枯萎(カレシボム)に依(ヨツ)て神霊(シンレイ)なる所の