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コレクション: STAGE8

天地或問珍 天 - 翻刻

天地或問珍 天 - ページ 56

ページ: 56

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 事にはあらす譬(タトヘ)は天子の玉顔(ギヨクガン)を龍顔(レウガン)と  いひ御馬を龍蹄(リウテイ)といふことく海中(カイチウ)にある  御殿(ゴテン)の名を尊(タツト)んて龍宮(リウグウ)と名付る成へし  龍は徳を備(ソナヘ)たる物(モノ)にて能(ヨク)天地の間に自在(ジザイ)  する故(ユヘ)に中華(モロコシ)にても天子を龍(レウ)に仮令(タトヘ)  て云事多し釈(シヤク)の袋中(タイチウ)より琉球(リウキウ)神道と  いふ書(シヨ)に琉球(リウキウ)の王宮(ワウグウ)に額(ガク)あり其|額(ガク)に  龍宮城(リウキウジヤウ)と書て有ルよし記(シル)せりかやうの  事をあやまりて海龍(カイリウ)の神(カミ)の住嶋(スムシマ)といふ  か卓氏藻林(タクシソウリン)には龍宮は佛寺(ブツジ)也とあり然る  時(トキ)は龍宮といふは寺の異名(イメウ)なり《割書:法華経ニ|龍王ハ宮》  《割書:殿ヲ守護 (シユコ)セント云 願 (クワン)アルノ故ニ|佛寺 (ブツジ)ノヤネニ龍の形ヲ彫刻 (テウコク)ス》惣して海中は魚  の住所にして何ぞ人の住することきの  宮殿(クウデン)あらんや 又問|予(ヨ)が古郷(フルサト)に海あり海中に海小僧(ウミコゾウ)といふ 者ありて形小児(カタチシヤウニ)のことく折ふし海上に出て