翻刻
さてもそか兄弟は
おさきての
朝ひなかせ
わにて八わ
たの三郎へ
取入り吉
原大いそ
品川も度〻
ふるまい八
わたが女
房へはしばい
もきやうげん
のかはりめ〳〵
にみせければ
しきに心やす
くなりだん
〳〵としよせ
て祐つねへ目
みへの願ひも
よふ〳〵とすんて
いついつかにあわんと
おしきせの太刀馬代
にて祐つねがかまくらの
御所への出仕かけぐはい
きやくの間にて
あふなり
其元ふたりか
十郎殿五郎殿
よな初てあい
ました此間う
ち八わたかはな
してくはしく御
やうすもうけた
まはつたがしちく
すへたのもしい御
心ざしとかくおつめ
なさるはわかいうち
の事及ぶたけはせつ
しやもおせわ
いたし申そふ
扨又きのふは思
召より何より
の品き□□かけ
られはなはだ
いたみ入ますじ
こんは御ゑんりよなく
かへつてお通りなされい
そう〳〵ながらたゞ今は出仕
かけ此間にゆるりつとゝいつて
くわん〳〵とうらつけ上下の音
さはやかに出て行
兄弟のものもむかしのたいめんの
やうにさんぼうをこはすのにらみ
つけるのといふしうちはなくきにん
とあがめてへん
じも口のうち
はむきしつかり
ごうはら半分
といふつけめであ
たまをさげる