翻刻
【右丁】
弓-馬陰-剱に心をつくし奥-義をきはめたり共
筋-骨 軟(タン|ナシ)弱にしてはまさかの時にのぞみ武-雄を振
はんこといと〳〵おぼつかなし冬は堅-氷積-雪の猛
威を恐て水-戦すること能はず夏は炎-熱をくる
しんでいまだたゝかはずして暑-威に平-伏し暑-寒の
時ならずとも船-軍して波涛にたゞよう時は忽ち
面く也を変じ腹-痛吐泻し平-常練-磨せし武-術も
更に用をなさず潮水の淡となんなんこといかに
【左丁】
くちおしき次第ならずやさるにても武夫たるともがら
は常に冷食をつとめすんば過ぎべからず臓腑をかた
め筋肉をしめ力をまし雄気を残しむらこと冷食
よりよきはなし故に冷食は軍用第一の良法也つ
とむべしおごたることなかれ
終
神-洲復-古養-生訓