琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: 琉球大学所蔵 琉球・沖縄関係資料 vol. 1

琉球談 - 翻刻

琉球談 - ページ 31

ページ: 31

翻刻

〇小童四人。金扇子に花を飾りたるを戴き 朱帕(あかきはちまき)を為し。五色の衣をいかにも花やうに 着為し。五色の花を付たる索(なは)の輪に為たるを 項(くびすぢ)に懸て。場(ぶたい)に登り。其索を手に懸足拍子 を踏て舞事。笠舞の如し。これを号(なづけ)て 花索舞といふ。 〇小童三人。頭に作り花を飾り。錦の半臂(はつぴ) を着し。小き花籃(はなかご)を肩(かた)に懸て場(ふたひ)に登り。 前の如く舞ふ。籃舞(かごまひ)と名つく。 〇小童四人。五色の衣を着して場に登り 楽工の前に座すれば。楽工銘〳〵へ小竹拍四片(よつだけ) を授く。童子取て立上り。拍子を拍て舞ふ。これ を拍舞といひふ。 〇武士六人。白黒の綦紋(しま)の。袖を大小仕立たる短 き衣を着し。金(きんの)箍(はちまき)を額(ひたひ)に結び。白き杖を突て場に登り。撃合(うちあふ)音を節(ふし)に合せて舞ふ。武舞 と号す。 〇小童二人。五色の服を穿(はく)金の球(まり)の四面小鈴を つけ。朱き紐の長く付たるを持。左右に立て舞な がら。二疋の獅子(しし)を引て。場に登り。獅子を狂はせ