翻刻
【右丁】
/成程(なるほと)こまかにふるい
あつさ五分上 ̄ニ又/苔(□け)
を一重しく以上二寸
のつもり然らば/花(くわ)
/檀(だん)のぬきと同 ̄シ高 ̄サ
也さて/板(いた)を以て上を
しつかりとおしつけ
たるよし又赤土と
/砂(すな)/等分(とうぶん)にまぜ/合(あわせ)/敷(しく)
もよしさし木は
/湿地(しつち)なる所よし
高くして/湿(しめり)なき
所は朝夕水うつに
【左丁】
むつかしさて上に
/蘆(あし)のすだれを以て
日よけをする高 ̄サ
五六尺
枝如_レ此長さは三四寸程
に切水に切口をつけ
/置(おく)三時ほど水のふか
さ二寸ばかり尤き
よきうつわ物よし
少もしほけの侍れ
現代語訳
【右丁】
なるほど細かくふるいにかけ、
厚さ五分の上にまた苔を
一重に敷く。以上で二寸
のつもり。そうすれば花
壇の枠と同じ高さ
である。さて板を使って上を
しっかりと押し固める
のが良い。また赤土と
砂を等分に混ぜ合わせて敷く
のも良い。挿し木は
湿地である所が良い。
高くして湿り気のない
所は朝夕に水を打つのに
【左丁】
困難である。さて上に
葦のすだれを使って
日よけをする。高さは
五六尺。
枝はこのように、長さは三四寸程
に切り、水に切り口を浸けて
置く。三時ほど、水の深
さ二寸ばかりが最も
良い器である。
少しでも萎れがあれば