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コレクション: 愛知県豊橋市関連資料

新釈輿地図説 - 翻刻

新釈輿地図説 - ページ 26

ページ: 26

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亜弗利加洲の内地は委く山にして許多 の山鎖《割書:ベルグケーテン|》相接す山鎖相接する間に 谷《割書:ハルレエイン|》ありと雖【?】大低不毛の砂地なり北 内地未た人跡通せす故に其詳なる事 得て記すへからす其大略を左に挙く (シュエス)の(ランドエングテ)より山鎖起り阨入 多(ニュビー)(アビシニー)を過き東方諸山に 接す又高山陸続して西方(タグレイン) 崎に至る爰【?】に於て亜墨利加洲の山鎖 海中を伝りて此と相接す又北方の 山鎖は(バルバリ)を経て(カナリ)又(アソリ) 諸島に由て(テルレ・ネ・ウフ)の(バンカ)に接す 南方は(リュバタ)と名くる山鎖連綿して 喜望峰に至る 亜墨利加洲中最高は南極緯度二 度経度二百六十六度にあり此に世界并 第一の高山(シムブラソ)と云高さ海水を距 る事凡二万一千尺なり此高山と他の山と の間谷《割書:ハレイエン|》あり其高さ猶海水を去る事 八千尺なり(コルヂルレラ・デ・ロス・アンデス)と名る所

現代語訳

アフリカ洲の内地は多くが山であって、多数の山脈が相接している。山脈が相接する間に谷があるとはいえ、大抵は不毛の砂地である。北の内地はまだ人跡が通じていないので、その詳しいことを記すことができない。その大略を左に挙げる。 スエズの地峡より山脈が起こり、エジプトを通りヌビア、アビシニアを過ぎて東方の諸山に接する。また高山が陸続して西方タンジール岬に至る。ここにおいてアメリカ洲の山脈が海中を伝ってこれと相接する。また北方の山脈はバルバリ(北アフリカ)を経てカナリア、またアゾレス諸島によってニューファンドランドの岸に接する。 南方はルバタと名付ける山脈が連綿として喜望峰に至る。 アメリカ洲中最高は南緯二度、経度二百六十六度にあり、ここに世界第一の高山チンボラソという。高さは海水を距ること凡そ二万一千尺である。この高山と他の山との間に谷があり、その高さはなお海水を去ること八千尺である。コルディレラ・デ・ロス・アンデスと名付ける所である。