浅香市集

コレクション: 浅香市集

浅香市集 - 翻刻

浅香市集 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

送り由也早多ち交る鵜の笧  衣かえてゆくは誰子了浦の松  星合の空母更行概か南  素  連 大雪やまた春遠くなるこゝろ  金提 年寄の深切登らくさくらかな  雨塘 安房守 安房  いも 陽炎のおうに有てし思ふ事 安房 杉長 当番  市兵衛 眼の覚る度に鐘きく弥生哉  括芦や神母あから勢給ふ空 白老 十二月十一日 常陸  全 梅をりぬ切にて打くれたらさりぬ常陸湖中 蛙の髭にかゝる也升の雨 李尺 いそかしの舞の秋と成にて 梅後 袷着て越園の松をくらりけり 李峰 我際の痩に勝たる野分哉 低我 ほすゝきの上をはしるや鹿の声  紙 居