浅香市集

コレクション: 浅香市集

浅香市集 - 翻刻

浅香市集 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

はつ雪にようかましさや一重垣  十一月十一日 上野  新 散花也ちらぬ花ともむつましき《割書:上野|》 壺半 松のはなちるや弥生も四事魂 月鴻 一時雨しくれて雨の関らか  雪に添へて年母見はてつ笠掛野 芽丸 同  同  寄衆には注たきものよ学の露  《割書: |丁野》 顛公雲雀の床はあれにけり《割書:下野|》まさ岐 十一 同  猿。滑さくやし日者もこゝ葉までゝ 起得 著とれはそれも露けし后の月  北 伐山 星程の由をほり得たり閨の春  鳴きらぬ音を黄鳥のすかた哉《割書:信濃|》素檗 きのふにも降へきものを春の雪 若人 二つ寝る鳥母あろふか落葉以 白斉 おゝつくや通りぬけせぬ窪多まり 亀丈 まり