みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

震雷考説 全 - 翻刻

震雷考説 全 - ページ 13

ページ: 13

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雷には頭痛(づつう)し震に腰なやみ震雷を的然に知る ものあり男は稀にして女に多し此類ひにまて心を用ひて 前表をさとらは天災は避すとも怪我(けが)あやまちは有べからず 物又逃出るときに至り火|鉢(はち)へ土|瓶(びん)をかけ焼(たき)火をしめす なるは古く云伝えて誰も知る處なから急速(きうそく)にしてゆき としらすは鎮りて後すみやかに手段すべし途中に 往古よ里又は逃(にげ)出ての途中|総(そうじ)て遠く見渡すことなかれ 空をながめ地を見るべからす動気(とふき)五|臓(ぞう)にうつりて 気|血(けつ)狂(くら)ふなり只々近辺の建(たち)家長屋石垣杯崩れ倒るゝ とも気遣なき場所を見さだめてこれに眼(め)をつけ同し 所に彳(たたずみ)てあゆむが如く是を踏(ふみ)かえ〳〵地気のうつらざる やうにすべし大地震の後引つゝき幾度(いくど)も震ふこと有 夫なりにて止(やむ)もあり汐(しほ)時定まらざるうちは何度も震ふもの にて跡のなきは凡三十余時も過て汐時さだまるなり 海なき國は江の水井の水|涸(か)れ溢(あぶ)るゝにて知るべし 又|仏郎西(フランス)にて地震をするために震刻計(しんこくけい)を造(つく)る 其図左にあらはす