みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

雷震記 完 - 翻刻

雷震記 完 - ページ 8

ページ: 8

翻刻

の呪(ましない)あり庭中に桑の木を植夫桑ハ 神木といゝ伝へ殊に桑の弓を以て邪 鬼を払術もあれば雷よけにもなるべし 又木さゝげといふ木も同じく雷を避(さ) く是は梓木の一種にて功能すぐれた 家木なり《ルビ:羅願|らくわん》が《ルビ:爾雅翼|じがよく》に《ルビ:屋室|おくしつ》の 中に梓壱本はしらに有てバ餘村皆 震セすといふ故に異名をも木王と名く 又《ルビ:七竃|ななかまど》といふ木をも植是は漠名いまだ詳 かならずといへども七ハ場ノ数竃ハ火気を    貯る所なれバ陰邪を《ルビ:禦|ふせ》がん為の呪なるべし 又南天を植るも南方火徳を表し 其実の赤きも火の色なるゆへ給陰火を 禦がんかためなるべし又加茂葵を所持 する人ハ雷にうたるゝ事なしといゝ伝ふ 《ルビ:諶|まこと》に加茂の御神ハ《ルビ:別雷|わけいかつち》の《ルビ:霊社|れいしゃ》と承れ バ其霊社より分ち恵たまふ神符なれ バそを有べきにや殊に加茂の葵ハ細辛 の一種なるよし《ルビ:怡顔斎 |いげんさい》の用薬湏知に 載たれハさもあらんか夫細辛は気