みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

雷震記 完 - 翻刻

雷震記 完 - ページ 9

ページ: 9

翻刻

味辛く温にし陰気を禦き殊に 暗風卒し倒などにも細辛の末を鼻に 吹く時は忽ち蘇生すと《ルビ:危氏|きし》が得 効方に載たれバ是なども雷にうたれ たる時の用薬たるべし此外あらた 木一名伽羅木やしやびしやくなと庭中 に植て雷を避くべし又家内へはる守護 あり東方に阿陀迦鬼南方に奢帝盧 西方に修陀光北方に蘇陀磨抳右の 通書付家の四方に張るべし此神符  高龍山報恩寺より出家守なり惣而此 正統本授なき事をあれども呪るは 其気をなだめんためなれバ俗説に傳る 事もあれも用ゆへし其効なくんバ有 へからず 〇まへにもいへることく雷霆の時雲に乗 落るときも隔て落る生類和漢色 々種類多と見へたり今年明和乙酉七月 廿二日相州大山に落たるハ其形猫よりハ 大くかたち略鼬に似て色鼬より