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コレクション: STAGE3

変異辯 一名、天變地異拾遺 全 - 翻刻

変異辯 一名、天變地異拾遺 全 - ページ 8

ページ: 8

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これを支那(から)にては天開眼(てんかいがん)といひ、西洋(せいよう)にては「お うろうらぼれへりす」即(すなは)ち北暁(ほくげう)と名(な)づく、此(この)北暁 の顕(あらは)るゝ事冬(ことふゆ)の比最(ころもつと)も多(おほ)し。こゝにては只上(たゞかみ)に いへるがごとく見(み)ゆるといへども、北方(ほくはう)の国々(くに〴〵) にては、虹(にじ)の如(ごと)き形(かた)ちを顕(あら)わすを見(み)る、其色(そのいろ)は薄(うす) き黄色(きいろ)にして、光芒(ひかり)を放(はな)つこと次(つぎ)の図(づ)の如く、皆北(みなきた) に向(むか)ひて流(なが)れ其本(そのもと)は黄色にて。中程(なかほど)は緑(みどり)に、末(すへ)は 美(うつく)しき紫(むらさき)なりといふ、これも世(よ)の人の甚(はなは)だ怪(あや)し く思(おも)ふものなれども、空気(くうき)の上層(うはかさ)に越歴(えれきとる)の流(なが)る るものにて其証拠(そのしやうこ)には、 何時(いつ)北暁(ほくげう)の顕(あらは)るゝとも、 其弓形(そのゆみがた)の頂上(てうじやう)は常(つね)に磁(じ) 石南北(しやくなんぼく)の子午線(しごせん) 磁石(じしやく)の          針(はり)の指(さ) す方(かた)は、真(しん)の北(きた)にあらず、 ゆゑに真|南北(なんぼく)と、磁石南 北との別(べつ)あり、また子午(しご) 線(せん)とは、南極(なんきよく)より北極(ほくきよく)に 見通(みとほ)したる  線(せん)をいふ  に当(あた)り、且(か)つ 磁石(じしやく)の針(はり)に感動(かんどう)を起(おこ)す といへり、しかるに我萬(わがまん)