翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

[化物一代記] : 5巻 - 翻刻

[化物一代記] : 5巻 - ページ 18

ページ: 18

翻刻

みつとうはとう かんかへても ぼうすを 大事にするは【?】 みなこの とし□もひ それより しな川へ ばかり かよひ 井出野と いふ女に はまり あけくれ かよひ ける 【下へ】 ほくちはその ひなわばこの ひき出しにござんす たはこを あかり やせんか なんとまた こうみた【?】 ところは こまつた ものでは ない□□【ゑゝ?】 【左ページ、つぶれている】 高輪【?】より □の 景色【?】

現代語訳

密道はいくら考えても、坊主を大事にするのはみなこの年頃の思いだろう。それより品川へばかり通って、井手野という女にのめり込み、明け暮れ通っていた。 【下へ】 火口はそのひな型箱の引き出しにございます。煙草をお吸いやしませんか。 なんともまた結構なところは困ったものではございませんな。 【左ページ、つぶれている】 高輪より...の景色...