翻刻
地震(ししん) 一口(ひとくち) はなし
かしまのかみ
江戸のおゝ
ししんにて
よまはりに
まいられける
とちらにて
なにかあや
しきぬら
くらものに
てあいけれは
 ̄かしま
〽くせものまて
○こなたはそれと
みるよりもひつくり
せしかよわみを
みせしとせゝら
わらいなにか
とうしたと
 ̄かしま
〽そのおちつき
かほかふさ〳〵しい
いつたいわれはとこへ
ゆくのたトいわれて
ししんはさしつまり
 ̄ししん
〽アヽラさんねんやくやしやナ
こんとゝいふ今度は
しんしうをふるつても大江戸へ出て
かみなしつきをさいわいにいちはん
おゝあてにあてよふとおもつたに
おやふんにみつかつてはもうかなはぬ
さアこれからはしみものくるひたとへ
このみはなへやきになりおゝくの人に
くわるゝともいてこふんをまたすししんに
はたらくそことうせ ̄かしま〽なにをこしやくな▲【左側が白、右側が黒の三角記号】
▲ぬらくらものこのかしまの
かみのめにいつては江戸はもち
ろんしよこくまてゆるかぬ
みよ さわかすたいさいそこ
いつすんもうこくまいそ