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コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

化物一家髭女 2巻 - 翻刻

化物一家髭女 2巻 - ページ 9

ページ: 9

翻刻

【全体にかすれ多し】 やとの女 ほうやう□□ へく内か かほ の □□ □□□ ひげ はへ されこう べをうちつける 【宿の女房の台詞】 □■しをき ろ【?】にてとこへ ゆかしやん      す 【中ほど、本文】 郷すけは きものふ とき 【左上へ】 したゝか ものなれ はやかて かたなを ぬき 【左上へ】 はけものを きりはらい あしまかせ てにけ 【しゃれこうべの左へ】 ゆく 【左下囲み内】 富川房信画 【ここより次巻】 【左ページ左上、大男の台詞】 お だん な おひさ しう ごさり ます 【郷介の袖の右】 それより郷 すけはいのち 【郷介の足の右へ】 かきりと【命限りと】 にけのひ【逃げのび】 【郷介の足の左】 ひといき つ□てむ【ついてむ】 かふを□□【かふをみれ】 はこは □□□【いかに/一息ついて向こうを見ればこはいかに】 やつこ べく内 ■■□…

現代語訳

宿の女房は可内の顔のようになり、髭が生えて、されこうべ(髑髏)を打ち付ける。 【宿の女房の台詞】 「私を嫌って、どこへ行くのですか」 郷介は化け物との戦いに慣れた、したたかな者であったので、すぐに刀を抜き、化け物を切り払い、足に任せて逃げていく。 【富川房信画】 【ここより下巻】 【大男(可内の化け物)の台詞】 「お旦那、お久しゅうございます」 それより郷介は命限りと逃げのび、一息ついて向こうを見れば、これはどうしたことか、奴の可内が(巨大な化け物となって現れた)。

英語訳

The inn's landlady transformed to look like Bekunai's face, with a beard growing, and struck him with a skull. 【Inn landlady's dialogue】 "Why do you despise me? Where are you going?" Gōsuke, being experienced and shrewd in dealing with monsters, immediately drew his sword, cut down the monster, and fled as fast as his legs could carry him. 【Illustrated by Tomikawa Bōshin】 【Volume 2 begins here】 【Large man's (Bekunai's monster form) dialogue】 "Master, it has been a long time!" From there, Gōsuke fled for his very life, and when he caught his breath and looked ahead, what should he see but his servant Bekunai (appearing as a giant monster).