翻刻
早く/芽(め)を出須。芽ふくれ/出(いで)ては/生付(いきつき)安からず/枯(かれ)る
又浅地江大苗は植べからず/枯(かれ)やすし心得へし〇又四年目
の苗を水際尓植る尓も地の厚き畠は成たけ深く植
/土際(つちぎわ)をば一本木尓して四五寸上りて二三本/股(また)尓成る ら
やう尓初めより心かけへし内坪へは是又深く植/牽牛(あさがほ) づ
花/作(づくり)尓/為(す)べ🔲かけ紙に写る 地
/牽牛花(あさがほ)/作(づくり)の事
桑の/蕣(あさが不)作りは大苗を深く植ゑ地面尓て苗木の/梢(さき)を /地(ぢ)
/挫(くじ)き其年の若芽の肥りたるを一本真直尓/伸(のば)し /面(づら)
/餘(よ)は/缼(か)き取り二年目の春早く又地面より一尺程
高く/拜(くじ)き置其年の若芽の能きを三方江向け三ツ
/股(また)尓三本/生(のこ)し下た芽はかき捨又三年目の春早く
又三ツ/股(また)の/梢(すへ)の所を見斗ひ高く三本共尓/拜(くじ)き置其
年三本江多く枝の出るを上の枝三本を/生(たす)けて
下た枝は/缼(か)き取る也三ツ股壱本の末尓三本ツゝ/都合(つごう)
/三三(さざん)の九本と成る四年目の春よりは九本の末の所
を人々の手之及ふ所ゟ/鎌付(かまづけ)。/刈(かり)取り蚕尓飼ふへし是は岡
畠へ作る法なり/梢(うら)は九本と成是を/蕣(あさが不)作りと云
根は壱本尓て/梢(うら)は九本と成る〇又肥たる畠尓前に云/築手(つくて)
/肥(ごひ)を多く入て上/苗(なへ)を植なば春土中尓て/挫(くぢ)き植て。挫