みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE6

太平秘録抜書 浅間山燒及普賢山崩 - 翻刻

太平秘録抜書 浅間山燒及普賢山崩 - ページ 3

ページ: 3

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なく□□辺に住人案事煩ふ所六月も過七月に至て弥火勢天ヲ 尖烟気結て龍の鱗を見るか如く電光散乱て山谷鳴動する事 十日計りに及へり扨沓掛より東北は焼石晴間もなく降懸り 追分軽井沢なといへる駅半は大石の為に焼失し又は大石に埋 れて潰れたる間家々少からず碓氷の峠を始此あたり山路 数十里か間は木立の末もみへす砂石の下に埋りしとそ然るに同 月八日北上州草津の湯より一里半より下の谷間吾妻山の梺 頻に鳴動して火石硫黄を押出し群馬郡の村々一時に熱 湯の為に押流さ□□□れ□□□道近国ゟの注進様□ 墨を引か如しといへとも?□□□□□村田懸所々に至る迄数十丈 下へ堕入りたる所又は火石の為に押埋られ生残りたる者とてもあらされは 速に注進の沙汰もなく又泥水にて往来を絶し御改の事も及び 難き由にて聞漏したる事共多かりけり其抜出たる場所に万年 橋をかいへら橋有候此橋と其辺に有ける寺一ヶ寺をは追々川上の方へ 押上ヶ山の頂に残しけるとそ夫ゟ泥水は雲の如くにうつ巻 雷鳴電光を発して杢川を経とね川に至り其下流栗橋 より江戸川に成ては泥水もやゝ平水とり老若男女の手足 切□□□もの又は子を抱たる女親を負たる男の其儘に流れ