賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第8冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第8冊 - ページ 43

ページ: 43

翻刻

【右丁】 座につらなり楽器(がくき)の音(ね)をこゝろみ夫より 二鳥居(にのとりい)の前に参り向ふ道すがらつゞみ をならし家々の灯(ともしび)をしめし往来の人を とゞむ此時 社頭(しやとう)の御(み)あかしをもしめし侍(はへ)る 祝詞(のと)の師(し)壱人神前へまいり向ひ願主諸願 成就家内 繁昌(はんしやう)子孫 繁栄(はんゑひ)福寿増長(ふくじゆぞうちやう)の 祈念(きねん)す其ヶ(か)所(しよ)ふかき神秘(しんひ)の子細 侍(はへ)る事 【左丁】 なり残る舞人(まゆふど)は楽器(がくき)をとゝのへて相待 祝(の) 詞師(とし)下向しかへり祝詞(のと)の義おはりて各 次第に立つらなり御神楽(おかぐら)を奏(そう)し奉るなり 其儀おはれは一鳥居(いちのとりい)の外(そと)にて氏神(うぢがみ)の社 にむかひ奏(そう)すそれもおはりぬれは大田(おほだ)の社 に参り向ふ此御神は福寿(ふくじゆ)の事を専(もつはら)に守 り殊に御田楽(おかぐら)を愛(めで)させ給ふゆへある御神